PR

教職課程の履修について(メリット・デメリット)

アンケートイメージ 大学生向け
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 教職課程が設置されている学部・学科に入学された新入生を対象に,教職課程履修の希望調査があるかと思います.この教職課程について,履修するか否か迷われている学生さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

 この記事では,私自身の経験談(高校情報の教職課程を履修中)を交えながら教職課程を履修するメリット・デメリットについて,ご紹介したいと思います.

 結論を先にまとめると以下のようになります.(あくまでも私の主観です.)

メリット

・(必要単位を全て修得すれば,教員免許が貰える):当たり前
・視野が広がる
・話のネタができる(世間ウケは良い)

デメリット

・他の学生よりも単位を多く習得する必要がある
・長期休みや就活が犠牲になる場合がある
・情報収集が大変

 以下でそれぞれのメリット・デメリットを詳しくご紹介します.

スポンサーリンク
スポンサーリンク

メリット

必要単位を全て修得すれば,教員免許が貰える

 教育心理学等の座学系,教育実習・教科教育法等の実践系,教科・科目の指導に関する専門科目などをはじめとする必要単位を全て習得すれば,当たり前ですが教員免許状が貰えます.皆さんもご存知の通り,教員免許は業務独占資格であり,これを保有した上で教員採用試験に合格しなければ,教壇に立つことはできません.こうした背景から,就職先の幅が広がるという意味ではメリットであると言えます.

 「必要単位を全て習得」を敢えて強調したのは,仮に大学1年次で教職課程を履修することを選択したとしても,最後まで必要単位を取り切る人が少数派になることが多いからです.実際に,私の身の回りでも大学1年次で教職課程を履修した人のうち,最後まで単位を取り切った人は約4分の1程度でした.実に4分の3が途中で離脱したのです.もちろん,それぞれが自分の進路と真剣に向き合った結果ですから,「最後まで残った人が偉い」とか「途中で離脱した人がダメだ.」という訳ではありません.
これはあくまでも一例に過ぎませんが,改めて「必要単位を全て習得」という重みを強調しておきたいと思います.

 余談にはなりますが,特別免許状特別非常勤講師制度というものがあり,必ずしも大学で教職課程を修了した あるいは教育学部を卒業した人でなければ,教壇に立つことはできないのかと言わればそうとも限りません.突出した知識や技術を持つ職業人を学校教育現場に招き入れることで,教育の多様化を図る趣旨から始まったものです.
それほど可能性が高いとは言えませんが,教職課程を履修せずに大学を卒業したとしても,場合によっては教壇に立つ機会が巡ってくるかもしれません.(あくまでも確実に教職を本業にしたいのであれば,教職課程を履修する必要があると言えるでしょう.)

視野が広がる

 教職課程の講義では,教科の指導法だけではなく,教育分野にフォーカスした社会問題などについても扱います.また,何と言っても教育実習ではかけがえのない経験ができます.
「学校なら,嫌というほど通ったよ!」と思われるかもしれませんが,児童・生徒として俯瞰する学校と教育実習生(実質的に教員)として俯瞰する学校は,似て非なるものです.職員朝会1つとっても大いに勉強になります.

 ただし,これは教育実習に関する記事で言及しようと思うのですが,相応の意思と信念が無ければ,教育実習に行くことはオススメしません.もし,あなたが教員になるつもりが微塵も無いとして,実習校の先生から「将来は教員になるの?」,「今年度の教採(教員採用試験)を受けるんだよね?」と聞かれた時に何と答えますか?(ちなみに,この質問は定番中の定番です.)
口が裂けても「親に言われたから・何となく,教職課程を履修しているだけで教員になるつもりは,1mmもありません.」とは言えない訳です.最低でも礼儀として,「(新卒で教員にならないにしても)いずれ教職に就きたいと考えています.」レベルの受け答えが求められるのです.

話のネタができる

 何の脈絡も無く教職課程を履修していることをわざわざ他の人に話すことはありませんが,話の流れで教職課程を履修していることを話すと,世間ウケは多少良いみたいです.「どんなことを習うの?」,「教育実習はどんな感じ?」,「将来,教員になるの?」といった感じでそれなりに話のネタにはなります.

アルバイトの幅が広がる(大学院に進学する場合)

 大学院に進学する場合,教員免許を取得しておくことでアルバイトの幅が広がる場合があります.
具体的には,高校での非常勤講師や大学内における教職科目のTA等が挙げられます.両者は,募集の要件として教員免許取得を必須としている場合がほとんどです.

 従って,教員免許を取得して大学院に進学する学生にとっては,アルバイトの幅が広がると言えます.特に,非常勤講師はコマ給(≒時給)3,000円前後のケースが多く,高時給であると言えるでしょう.ただし,非常勤講師として働く場合,教科指導がメインになりますが,授業準備にかなり時間を取られるため,研究や授業といった大学院生としての本分との両立は厳しくなります.

スポンサーリンク

デメリット

他の学生よりも単位を多く習得する必要がある

 教職課程を修了するには,学部の卒業要件に加えて,進級・卒業査定に一切算入されない要件外単位を修得しなければなりません.教育学部の学生でない限りは,教育原理・教育心理学・教育実習など教職課程履修生のみが履修する科目が要件外になっていると思います.

credits

 この要件外で教員免許状取得に必須の単位数は,校種・教科によって異なると思いますが,高校情報で23単位程あったと記憶しています.(大学によっても微妙に単位数は異なるかもしれませんが,およそ25単位前後は他の学生に比べて多く単位を履修する必要が生じると思います.)
年換算で6単位,各学期換算で3単位といったところです.もちろん,キレイに均等割りになるとは限らないので,3単位以上修得しなければならない学期もあると思います.各学期3単位を多いと感じるかそんなもんかと感じるかは,人それぞれだと思いますがこれを1つの目安にされると良いと思います.

長期休みや就活が犠牲になる場合がある

 1つ目の長期休みが犠牲になる可能性がある点についてです.教職課程専任の教員が大学に在籍していない場合,原則として外部の大学から非常勤講師をお招きして教職課程の授業をしていただくことになります.こうなると,平時ではなく夏休みや春休み等の長期休暇を使って,集中講義という形で教職課程科目が開講されることがあります
他の学生が長期休みを満喫・謳歌している中,教職課程履修生は大学に籠って勉強ということもあり得ます.とは言っても,休みが全部潰れるレベルで授業が行われることは,ほとんど無いと思います.

 2つ目の就活が犠牲になる可能性がある点についてです.多くの高校は,教育実習期間を5月~6月頃に設定しています.校種によって教育実習期間は異なりますが,高校で2週間,小・中学校で3週間が基本です.そうなると,就活の選考日程と教育実習の日程が重複する可能性が高くなります
また,前述の通り長期休みに集中講義が入ることで,インターンシップの日程と重複するケースも考えられます.
以上の理由から,就活が犠牲になる可能性が生じます.教職課程の負担としては,この点が最も大きな懸念事項になります.(大学院に進学すれば,教育実習と就活の期間がズレるので,この問題が解消されることにはなります.)
仮に教員就職をするにしても,教員採用試験と教育実習の時期が重複したり(実習校が融通するかと思いますが,可能性としては十分に考えられます.実際に,私の知り合いは重複にこそならなかったものの,教育実習の翌週に教員採用試験が控えており,苦労していました.)

情報収集が大変

 前述の通り,教職課程を最後まで履修する人は少数派です.教職課程を履修していた先輩・現在進行形で履修している同級生から情報を集めることはもちろん大切ですが,最終的には自分の力で行動することになります.「去年○○だったから今年も○○だ」という保証はどこにもありません.先輩の話を鵜呑みにすると痛い目に遭うかもしれません.実際に,1年差で履修すべき科目・単位数が変わったというのはよくある話です.また,「友達の実習校が○○だから自分の実習校も○○だ」という考えは,先輩の話を鵜呑みにすること以上に危険です.制度や考え方は,実習校によって全く違います.

 先輩や友達の話を参考にしながらも,自己の責任において最新かつ正確な情報を入手し,行動することが大切です.これは,教育実習においても同じことが言えます.教務部からの通知,文部科学省の資料,指導教官など信頼できる情報源を第一することが大切です.

コスト

 教職課程の履修に際しては,多少なりともコストが発生します.大学を一旦卒業した後に,改めて取得する場合に比べれば少額で済みますが,数万円程度は必要になります.費用の詳細については,以下の記事でまとめていますので,ぜひ参考にされてください.

スポンサーリンク
スポンサーリンク
大学生向け
シェアする
しばをフォローする
タイトルとURLをコピーしました