この記事では、教員免許の取得に必要な費用について、私の実体験をもとに、まとめています。大学で教職課程を履修するか否かを経済的な面で迷われている方は、ぜひ参考にされてください。
以下の記事では、教職課程を履修するメリット・デメリットを費用面以外についてもまとめていますので、そちらもあわせてお読みいただけると幸いです。
結論
結論から先にお伝えしますと、教員免許の取得に要する費用の総額は、所属大学や実習校によって変動しますが、概ね2~7万円程度です。
早速、私の実体験や友人から聞いた話をもとに、以下でその内訳をご紹介します。
費用の内訳
それでは早速、費用の内訳を見ていきましょう。どのタイミングでいくら必要になるのかをまとめています。
教職課程履修費用(大学に納入)
大学によって制度や具体的な金額が大きく異なりますが、「教職課程履修(登録)費」などの名目で2~3万円程度徴収される場合が多いようです。また、大学によってはこのような制度自体が存在しない場合もあり、私の大学ではこのような名目で、授業料とは別に履修費が徴収されることはありませんでした。正確な金額については、ご自身が通われている大学のホームページや規則集などでご確認ください。
教科書代
私が教職課程の履修にあたり、購入した教科書(書籍)と金額は以下の通りです。
注)卒業要件と重複している科目の代金は除外しています。
| 書籍 | 金額 |
| 教職科目の教科書(教授指定) | 2,100 円 |
| 情報Ⅰの教科書※1 | 2,300 円 |
| 学習指導要領(高校 情報) | 512 円 |
| 合計 | 4,912 円 |
※1)学内で使用する分の教科書です。実習で使用する分は、実習校から教師用指導書(先生用の教科書)を貸与していただきました。
所属されている大学の教職担当教員裁量により、教科書代の費用負担は変動します。全く教科書を使わない場合もあれば、教科書指定をされる場合もあります。
上記の内訳を踏まえれば、教職課程の履修に際して必要な教科書(書籍)代は、数千円~1万円 程度と計算されます。
教育実習費(実習校に納入)
教職課程履修費は大学に納入する費用であるのに対し、教育実習費は実習校に納入する費用になります。こちらも当然、各実習校によって費用は大きく異なりますが、高校での教育実習(2週間)の場合は1~1.5万円 といったところです。根拠は以下の通りです。
福岡県立学校教育実習実施細目によれば、教育実習経費の徴収が以下のように規定されています。
2 教育実習経費
(1)教育実習生の受入れに当たっては、各大学と委託契約を締結し、実費相当分として教育実
習生1人につき1週間当たり6000円を委託料として徴収すること。引用:https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/160448.pdf
つまり、福岡県立高校で2週間の教育実習を行う場合、6千円/週 × 2週 = 1.2万円 が必要になります。
私立学校の場合、実習費用が無償の学校もあれば、公立高校に準ずる程度の金額を徴収される学校もあるようです。(いずれも実体験&友人から聞いた話をベースにしています。)
教育実習については、以下の記事に詳しくまとめていますので、そちらもご覧いただけると幸いです。


教育職員免許状 申請手数料
これまでにご紹介した各種費用は、所属する大学、実習校によって金額が変動していましたが、教育職員免許状申請に係る手数料については、必ず発生する費用になります。
申請先の都道府県教育委員会によって多少の差異が生じるかもしれませんが、3,300円/1通 としている教育委員会が多いようです。
1通あたりの金額になりますので、複数教科・校種の教員免許を取得する場合は、3,300 × 取得免許数 の費用が発生します。
また、こちらの手数料は現金ではなく、原則として各都道府県の領収証紙で納入することになります。大学によって対応が異なりますので、必ずご自身の通学されている大学で正確な情報をご確認ください。
その他の費用
スーツ代
もちろんリクルートスーツと兼用になりますが、私の場合は教育実習期間が梅雨時期ということもあり、ワイシャツを買い増ししました。教育実習・就活だけでなく、就職してからも使えるので、上記の計算には入れていません。
事務通信費
教育実習前後では、実習校と文書でやり取りする場面が多くあります。郵便料金(切手代・レターパック代 等)や封筒・便箋(主に実習校へのお礼状発送に使用)代といった事務通信費も必要になります。私の場合は、事務通信費合計で1千円強かかりました。


