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模擬授業準備のコツを徹底解説! 指導案作成や時間管理 など

模擬授業実践(アイキャッチ) 大学生向け
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 前回の記事では,模擬授業準備(高校・情報)における基本的な考え方をご紹介しました.

 この記事では,模擬授業準備の実践編についてご紹介します.模擬授業準備の基本的な流れやコツなどをまとめていますので,ぜひ最後までご覧いただけると幸いです.

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用意するもの

 はじめに,授業準備(教材研究)にあたって用意するものをご紹介します.

・教科書
・学習指導要領(Web版,冊子版 どちらでもOK)
・パソコン

 最低限必要なものは上記の3点になります.この他にも必要に応じて,筆記用具や紙,プリンタ(コンビニ・大学プリントでもOK)などを準備してください.

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授業準備の流れ

 実際に私が実践していた授業準備の流れをご紹介します.このやり方が正解という訳ではありません(むしろ我流です)が,参考になれば幸いです.

私が実践していた授業準備の流れ
  • Step1
    授業範囲の確認

    割り当てられた(あるいは自身の希望する)授業範囲を確認し,教科書や学習指導要領の該当ページをマークします.

  • Step2
    授業概要の確認

    前後に学習する単元,関連する単元,配当時数,当該単元で学習すべき内容(キーワード 等)を教科書や学習指導要領,Web検索 等で大まかに把握します.

  • Step3
    教材研究(簡易)

    前のステップで把握した内容をもとに,簡易的な教材研究を行います.Web検索を駆使して,授業で使えそうな教材や授業実践例などを調査し,授業展開を簡単にデザインします.

  • Step4
    指導案作成

    これまでのステップで調査・デザインした内容をもとに,指導案を作成します.とは言っても,実際に本格的な教材研究をして初めて浮かび上がる構想等もあるので,次のStep5「教材研究(本格)」と行ったり来たりすることになります.

  • Step5
    教材研究(本格)

    いよいよ本格的な教材研究です.教科書の精読,板書計画・スライドの作成,教材開発(オリジナルのプリント作成,外部の教材を使用する場合は利用に向けた権利関係・内容の調査)等を行います.
    適宜,指導案の加筆修正等を行いながら,指導案と教材を完成させます.

  • Step6
    リハーサル

    授業内容の理解時間管理の観点から,リハーサルは非常に重要です.リハーサルを重ねることで,模擬授業本番で淀み無く進行することができます.また,一番難しいのは時間管理です.リハーサルを通して,過不足なく所定の授業時間内(原則,50分)に収まるかの検証と,収めるための練習が重要です.

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授業準備のコツ

 授業準備には,いくつかのコツがあります.以下のコツを踏まえることで,授業準備の負担が大幅に軽減されるとまでは言いませんが,少なからず役に立つことがあるかと思いますので,ぜひ参考にされてください.

指導案のテンプレート(ひな形)・書き方

 指導案のテンプレートや書き方について,担当の先生から指示があった場合は,その指示に従ってください.
特に指示が無い場合は,「学習指導案 ひな形」等のキーワードで検索すると,テンプレートを入手することができます.また,指導案の書き方については,「学習指導案 データベース」等のキーワードで検索すると,実際の教育現場で活躍されている先生方が書かれた指導案を参照することができます.

指導案に記載する配当時間

 指導案には,各単元の配当時間(例:「情報セキュリティの確保」に1コマ 等)を記載する欄があります.全ての単元において,「教科書の見開き1ページが授業1コマ分相当」というように明確な基準があれば良いのですが,実際問題はそうとも限りません.
単元が見開き1ページで収まらない場合もありますし,単元の内容(深さ・難易度)に応じて,「教科書の見開き1ページが授業1コマ分相当」のペースよりも速く進める必要がある単元もあれば,遅く進める必要がある単元もあります.これらを一目で判断するのは少し難しいかと思います.

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 そこで,参考になるのが教科書会社が指針として掲載している標準配当時数です.
出版社名 教科書名 指導計画案(例)」などのキーワードで検索すると,各出版社(教科書会社)が示す標準配当時数をダウンロードすることができます.
また,評価基準(観点別評価)に関する情報や学習内容,学習活動の例示をされている場合もあります.これらの情報を活用することで,指導案作成が一気に捗ります!
大いに参考になる情報ですので,ぜひ活用してみてください.
注)模擬授業を担当される指導教員の先生から,個別に指導計画(配当時数)について指示があった場合は,そちらの指示を優先してください.

時間管理

 何と言っても難しいのが時間管理です.模擬授業において5分以上の過不足(10%以上の誤差)は,何としても避けたいところですが,グループワークなどのアクティブラーニングを取り入れると,どうしても時間が読めなくなってしまいます.

授業者が一方的に説明をするだけのスタイルであれば,入念なリハーサルである程度カバーできますが,アクティブラーニングを取り入れる場合は,想定よりも早く終わった・遅く終わったという事態が発生します.
かと言って,近年の指針を踏まえれば,アクティブラーニングを一切取り入れず,説明だけの授業にするというのもなかなか難しいかと思います.

 そこでオススメしたいのが時間調整用のトピック(主に演習問題など)を用意しておくことです.
例えば,所定の授業時間が50分であった場合,時間調整用トピックを除いて45分前後で収まる授業計画にしておきます.それに追加で時間調整用の演習問題(解説込みで10分程度)を用意しておきます.

このような準備をしておくことで,万が一「時間が余った場合は,時間調整用演習問題に取り組むことで50分充足させる」,「時間が足りなかった場合は,時間調整用の演習問題は無かったことにする(宿題扱いにする)」などの柔軟な対応ができるようになります.

生成AIを活用しよう!

 指導案や授業説明で微妙な言い回しや表現,具体例などで悩んだら,生成AIを活用しましょう.こうした分野は,生成AIの大きな強みです.指導案や授業資料の作成を全て生成AIに丸投げするのはNGですが,部分的にアイディア出しや表現の校正などで使う分には,強力な味方です.

Webを活用しよう!

 Web上には,「情報」にまつわる面白いトピックやツールがたくさん転がっています.例えば,以下の活用方法が挙げられます.

・セキュリティの単元に関連して,最近起こったインシデント事例について話す/生徒自身に調査してもらう

・ネットワークの単元に関連して,今使っているPCのIPアドレスを調べてみる

・セキュリティの単元に関連して,ハッシュ値生成ツールを使ってみる

・知的財産の単元に関連して,実際の特許文書を紹介する
 熱変色性筆記具,清掃具の継手構造 などが馴染みがあり,オススメ
 文書だけを紹介して,何の商品か当てるゲームにしても面白い

このように,アイディア1つでいくらでも工夫することができます.こうしたアイディアが欲しい場合も,生成AIに相談してみると良いでしょう.

演習問題の作問・選定

 余力があれば演習問題を自作するに越したことは無いのですが,外部から引用してくるのも手です.
私が実際によく引用していたものを挙げます.

・大学入学共通テスト(試行問題,旧 情報関係基礎)
・情報処理技術者試験

 大学入学共通テストの過去問については,言うまでもないと思います.
情報処理技術者試験は,情報Ⅰの範囲と完全に一致するものではありませんが,ITパスポート試験や基本情報技術者試験の午前問題は,比較的重複しています.
特に,基本情報技術者試験の午後問題(データ構造とアルゴリズム)は,大学入学共通テストのプログラミング問題の形式とよく似ています.
(とは言っても範囲や難易度が異なる部分も大きいので,問題選定に際しては慎重な見極めが必要です.)

可能な限り実演を

 「情報」の内容は概念的なものが多くあり,「単語だけは知っているけど,それが何なのか・どのような仕組みで動いているのか・何の役に立つのか 分からない」という事態に陥りやすいです.
そこで,授業の中では可能な限り実演を心掛けましょう.

 例えば,「Cookie」という言葉が登場した際,単に用語や概念の説明だけで終わらせるのではなく,図解をはじめ,実際にブラウザを立ち上げてみてCookieの設定画面やデベロッパーツール(開発者向けツール)のCookie一覧などを示すと,より深い理解に繋がります.

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